「俺たちのアルバムの中で最も美しく最も力に満ちた作品だ」 ヴォーカルのコリィ・テイラーは新作についてこうコメントしたそうだが、彼らが常に前作を超えるアルバムを作り続けてきたことは、ファンならばよく知るところ。つまり、スリップノットの作品はいつも“その時点での最新作がその時点での最高傑作”だったわけで、まもなく発表となる『オール・ホープ・イズ・ゴーン』がバンドの新たなマスターピースとなることは間違いないのだ。
リリースに先駆けて、新作に収録される曲のうち、タイトル・トラックの「オール・ホープ・イズ・ゴーン」と「サイコソーシャル」の2曲がいくつかのウェブサイト上で解禁となっているが、これらを聴く限りにおいても、彼らがあの傑作『Vol.3: (ザ・サブリミナル・ヴァーシズ)』を超える確かな音楽的深化を手にしていることは瞭然。よりメロディックに、よりブルータルに、よりダイナミックにグレードアップを遂げた9人のメンバーが解き放つ『オール・ホープ・イズ・ゴーン』という名のモンスター、その驚愕のポテンシャルに心して震えるべし!