2013年デビュー7周年を迎える加藤和樹のニューシングル「軌跡」が届けられた。

1曲目に収録されている「軌跡」は彼自身が作詞作曲を手掛けた楽曲。
ドラマティックなロッカバラードに乗せて、彼のリアルなメッセージが聴き手にダイレクトに伝わる楽曲に仕上がっている。

2曲目には2013年3月に行われた主演作「音楽劇 千本桜」にて歌われたボカロ楽曲「千本桜」、そして3曲目には本公演のために黒うさPによって書き下ろされた楽曲である「上弦の月」が収録されている。

ボカロの名曲として名高い「千本桜」では難易度の高い楽曲を歌い上げ、「上弦の月」では和のテイストがふんだんに盛り込まれたサウンドと加藤和樹の歌声がマッチした切なくも美しい楽曲に仕上がっているのだ。

シングルながら3曲ともバラエティに富んだ楽曲が収録されており、ヴォーカリストとしても振り幅の広い表現力を感じさせる1枚となっている。

7周年を迎え、歌手にそして俳優にとフルスロットルで活動を続ける今後の彼の活躍に期待したい。

Profile

加藤和樹
10月7日生まれ 愛知県出身
2005年ミュージカル「テニスの王子様」で脚光を浴びる。
2006年4月ミニ・アルバム「Rough Diamond」でデビュー。
現在までに10枚のシングル8枚のアルバムを発表し、リリースと平行して全国LIVE TOUR、日比谷野外音楽堂、日本武道館など単独ライブも精力的に活動。
2009年には韓国、台湾、中国でCDデビューを果たし、上海や北京でもLIVEを行うなどアジアにも活動の場を広げている。

また、俳優としてはドラマ「仮面ライダーカブト」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「恋極星」(上海国際映画祭ノミネート作品)、「湾岸ミッドナイトTHE MOVIE」「神様ヘルプ」「CMタイム」などに出演。

俳優代表作
  • ドラマ
    「仮面ライダーカブト」「地獄少女」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「赤い糸の女」
  • 映画
    「恋惑星」「湾岸ミッドナイトTHE MOVIE」「神様ヘルプ」「CMタイム」
  • ミュージカル
    「テニスの王子様」「コーヒープリンス1号店」
  • 舞台
    「罠」「レシピエント」「里美八犬伝」
加藤和樹 公式サイト

加藤和樹「軌跡」インタビュー

2013年でデビュー7周年ということですが、まずは7年目を迎える今のお気持ちから教えて頂けますか?

加藤:そうですね。率直に言えば7年かぁーっていう感じですけどね。音楽に影響を受けてガムシャラに走って来て、1年、2年で渋公、武道館をやって、3周年で野音をやって、5周年でホールツアーをやってという、着実に階段を上がって来て、その中でユニットを組んで、そしてまた再びソロに戻るということで、自分の中では良い流れというか、やっと自分の描きたいものが描けるようになって来たかなっていうのはありますね。

振り返るとこの7年間は速かったですか?

加藤:速かったですね。ツアーの思い出だったりとか、自分の作品の思い入れっていうのはもちろんありますけど、何か気がつけばあっと言う間だなっていう感じはありますね。

端から見ていると確かにものすごいスピードで激走している感はありますよね(笑)。

加藤:アハハハ、はい。

ご本人的にはどうなんですか?忙しい!みたいな感じだったりするんですか?

加藤:たまに現場が被ったりとかすると、ちょっと大変だなって思う時はありますけど、でもやっている時は全然楽しくて、そういうことは忘れちゃいますね。

じゃあ、充実した7年間だったということですね。

加藤:そうですね、自分が思い描いていた未来というか、そういうのよりも遥かに充実した、ちゃんと一歩一歩登って来たなっていう感覚はありますね。

なるほど、では今の加藤さんからデビューした頃の自分に向かってメッセージを送るとしたら何て言いますか?

加藤:何でしょうね(笑)・・・・、焦んなくて良いよっていう感じですかね。割と先が見えずにテンパってた時もありましたし、あの時はとにかく本当ガムシャラに走るしかなかったので、一つ一つをちゃんと吸収出来てるのかなとか、これをやることにどういう意味があるんだろう?とか、考える間もなく走り続けていたんですよね。そんな中で自分がちゃんと出来てるかとか、いろいろ悩んでる時もあったので、そういう意味ではちゃんと結果は付いて来るから焦らなくて良いよっていうことは言ってやりたいですけどね。言ってやりたいってすごい自分に対して上から目線ですけどね(笑)。

あの頃の自分から見たらもう大人ですからね(笑)。

加藤:そうですね(笑)、あの時はまだ22歳とかなので、そういう意味では本当いろんな人に出会って育ててもらって、今があるなっていうか。しっかりと地に足が着いたっていう感覚は、やっと出て来ましたね。

7年目を迎えて、ある意味、区切りでもある、今回のニューシングル「軌跡」なんですけれども、以前にも加藤さんが作詞作曲を手掛けた楽曲はありましたが、この「軌跡」という楽曲も加藤さんが作詞作曲を手掛けたということで、加藤さんの内面が出ている曲だなと思うんですが、「軌跡」という楽曲はリスナーと加藤さんを応援してくれている人を向けて歌っているのかなという感じがするんですけれども、この曲はどういうところから作られたんですか?

加藤:7年経って、自分一人で歩んで来た訳ではなくて、もちろん自分自身の足跡はあるんですけど、僕のことを応援して下さってる方々って、僕のことを知って初めてライブに来たりとか、僕の活動と共にずっと一緒に歩んで来てくれてる人が多いんですよね。そんな中でそれぞれが歩んで来た道程と俺自身が歩んで来た道程、そんな中で出会えた“奇跡”っていうのと、それぞれが歩いて来た“軌跡”っていうものを掛けて、これからも共に歩いて行くっていう想いが、僕はすごく強くて。もちろん自分自身が引っ張って行くんだけど、それは決して別々の道じゃなくて、今までは別々の道だったけど、出会えたからにはこれからも一緒に歩んで行きたいっていう素直な気持ちを今回描きたいなと思って書いたんですよね。

この楽曲は前々から作っていたんですか?

加藤:曲自体は前からあって、それをテンポやアレンジを変えて、歌詞を今回用に書き直したっていう感じですね。元々はもっとバラード寄りな感じだったんですけど、久々のソロシングルなので、そこからもっとハートフルというか、みんなが聴いて、ちょっと温かい気持ちになれるような方が良いなと思って。

なるほど、今回はロッカバラードということで、バラードよりも力強い印象になるので、一緒に行こう!っていう感じはするかもしれないですね。個人的には歌詞の一節に出て来る♪傷つかず生きるなんてできやしないけど 傷つけず生きることはできるはずだろう♪というところは加藤さんらしいなって思いましたね。

加藤:(笑)、本当ですか、生きて行く中で自分自身もそうですけど、自分が傷付く分には全然良いんです、俺は。でも自分が知らないところで他人を傷付けてしまったりとか、自分はそういうつもりはなくても、ふとした言葉で傷つけちゃったりとか、それで引きずる人って多いじゃないですか、それは肉体的なものではなくて精神的なものだったりとか、そういう自分もやっぱり傷付くし、そういう心の痛みってなかなか消えないんですよね。だから自分が人に優しくなれることで、もっと回りも変わって行くと思うし、だから全ては自分次第なところはあるんですけど、それってすごく人として大事なことだよなっていうのは常に思ってますね。

そういう風に言われる人っていそうでいて、意外といないような気がしますね。ちょっとハッとさせられましたね。久々のシングルが作詞作曲もご自身でというのも感慨深いですよね。

加藤:そこも一つ自分の区切りとして、今後やって行く上で自作の曲、歌詞というものをどんどん作って行きたいなと思うんです。それはユニットで活動して、二人で作って、そして自分自身でも作ってっていう形だったんですけど、やはりそこに入る気持ちも全然違うし、提供して頂くっていうのももちろんありなんですけど、自分自身のものの方がより伝わりやすいし、そこに自分の想いが込められるというか、自分らしさが出ると思うので、ここからは自分で作って行きたいなとは思っていますね。

なるほど、これからどんな作品を聴かせてもらえるのか楽しみですよね。そしてまた今回のシングルはある意味、対照的というか、リアルな加藤さんが込められた楽曲とボカロの楽曲で有名な「千本桜」が収録されているんですよね。この「千本桜」も今回の舞台の曲なんですよね。

加藤:はい、今回はボカロ曲なんですよ。自分自身では今回の「千本桜」という楽曲は舞台をやるということで知ったんですけど、そこからいろいろボカロ楽曲も聴いて、そこは自分が全く知らない別世界だったんですよね。ある意味、人じゃないのものが歌を歌う、でも楽曲はカッコイイし、そこにはちゃんとそこのボカロというジャンルが成立してたんですよね。だからそれで盛り上がる気持ちもわからなくもないし、素直にカッコイイなって思うし、ただこれをやっぱりボカロだけではなくて、人が歌う良さってあるんじゃないかなって思って。

それはありますよね。例えば初音ミクが歌う歌は確かに可愛らしいけれど、人が歌うからこそ出せるニュアンスだったり、歌う人の解釈っていうのはそれぞれ違うので、加藤さんが歌うからこそ出せるテイストっていうのはありますよね。

加藤:実際にこの楽曲を作られた黒うささんとお話しをさせて頂く機会があって、この2曲目の「上弦の月」というのは、僕も舞台上で海斗として歌ったんですけど、やっぱりあぁいう弱さだったりとか、吐息混じりなニュアンスだったりとかは、ボカロでは出せないから、すごく感動したと言って頂いたんです。ボカロの良さっていうのはもちろんあるけど、生身の人間が歌う、弱さ、強さ、強弱の中の気持ちというか感情みたいなものを歌では表現出来ると思うので、そこの違いを楽しんでもらいたいなっていうのはありますけどね。

「千本桜」や「上弦の月」は和のテイストも出てるので、今までの加藤さんの楽曲にはなかったと思うんですよね。なのでそういう部分でも新しい一面を感じさせられるところはありますよね。「千本桜」は実際に歌うのは大変でしたか?

加藤:大変でしたね(笑)。あんまり一人では歌う楽曲ではないなっていうか(笑)。舞台上では何人かで分けて歌ってたりしていたんです。ボカロ楽曲はご存じのとおりブレスがなかったりするので(笑)。

ボカロだと息継ぎする必要がないですからね(笑)。

加藤:はい、今回の「千本桜」はまだ優しい方ですけど、他の海斗の楽曲とかだと低音と高音の差がすごかったりするんですよ。そんなのは人間には出せないよっていう音域の幅がすごくあって。

人間が実際に歌うのは無理なのもありますよね(笑)。

加藤:そうなんですよ。それは曲としてはすごいカッコイイし、ボカロだから成立するものであって、それはそれの良さっていうのは絶対あるし、どっちが良いとかではなくて、両方とも同じ音楽っていう意味で俺はすごくリスペクトもしてるし、それをもっと何か面白く出来ないかなっていうのはありますよね。

なるほど、今回このような新しい一面も見せてくれたので、また活動や表現の幅が広がるかなっていう気がしますよね。

加藤:そうですね。

「上弦の月」は書き下ろしの曲ということですよね。こちらの曲も素敵ですよね。

加藤:和の中の切なさっていうのがとても良く出ているんですよね。

今回の楽曲は3曲ともそれぞれすごく特色のある楽曲だと思うんですが、この3曲の組み合わせにしたのってどのような意味があったりますか?

加藤:「軌跡」っていうのはこのタイミングで出したいって思ってたのはもちろんあって、他の2曲に関しては今回ボカロに触れさせてもらって、やってみたら面白いんじゃないかっていうことでボカロの楽曲を歌わせて頂いたっていうのはあったんですけど。それが良いとか悪いとかということではなくて、やったらこうなったよっていうことで、今回のCDに収録されている曲も舞台で歌ったのとアレンジも全然違うし、素直に音楽を楽しんでほしいなっていう気持ちで今回歌いました。もちろん今、ニコ動にアップされてる「千本桜」の方はもちろんいろいろなコメントがありますよ(笑)、僕も見てますけど(笑)、でもそれはボカロファンからすれば確かに歌い手さんでもないのにプロが出て来るなとかいろいろありますけど、だって歌いたかったんだもんっていう(笑)。

(笑)。

加藤:歌ってみたらこうなりましたよっていう素直な思いで、だから別にどれが良い悪いじゃなくて、別にキライだったらキライで俺は良いと思うし、そんな好き嫌いは人それぞれだから。ただ自分は面白そうだなと思って、こういうことをやって、それをひけらかすとかそういうことではなくて、こういうものも出来ましたけど、どうですか?っていう。だからいろんな形があって良いと思うし、結局そういうものなんですよね、ボカロって。初音ミクもそうだし、いろんな人達が作って成立してるっていうものなので、それの一つとして今回こういうことに挑戦してみたということですね。

なるほど、かえって否定も肯定も何もない方が注目されてないっていうことですからね。

加藤:そう、逆に寂しいじゃないですか。

そうですよね。何かリアクションを起こそうと思っているっていうことは気にしてるってことですからね。

加藤:だから僕はTwitterでも書いたんですけど、別にそういうコメントは人それぞれだし、でもそれよりも何よりも、それを見て聴いてくれたっていうことに意味があると思うんですよね。

加藤さんが歌うバージョンの聴いてみて興味を持ってほしいですよね。

加藤:結局、俺もそうなんですけど、今回この舞台をやるっていうことで、ボカロを知って、こんなにいっぱいいろいろな曲があるんだって知ったし、逆にそういうところをより知っている人はもっといろんな音楽に触れてほしいなって、そういうきっかけになれば良いなって思います。

今まで7年間でいろいろなことをやって来たと思いますが、ボカロ楽曲を歌うというのはまだやっていないことだったと思うので新鮮ですよね。

加藤:そうです。新しいことをやるってすごい楽しいなと思いますし、本当に日々勉強だなと思います。ボカロ楽曲だけで何百万曲あって、すごいじゃないですか、カラオケでも上位のランキングに入って、カラオケのジャンルにもボカロってジャンルがあるぐらいですから、やっぱりそこは同じ音楽をやっている人間としては触れて行かないといけないなっていうふうには思いましたよね。

舞台もやったということもあるし、そこで取っ掛かりというか、新しい扉が開いた感じはありますよね。

加藤:そうですよね。僕のきっかけはこの舞台「千本桜」だったので、それをきっかけにみんなまた自分の世界を広げてほしいなっていうふうには思いますよね。

楽しみですよね。そして今回は[TYPE A]と[TYPE B]にはDVDが付くそうですが、[TYPE A]には「軌跡」のPVなんですよね?これはどのような感じの映像にになっているんですか?

加藤:これは今まで7年間撮り溜めていた写真をバックにいっぱい貼って、モノトーンな感じでそこの前で歌ったり、ソファでちょっと歌ったりっていう、本当にシンプルな作りになっています。

7年間撮り溜めた写真は気になるところですよね。

加藤:そうですね、その記念映像の中にいろいろな写真を写したものとインタビュー映像とそしてファンのみんなからもらったコメントも見れるようになっていたりします。

じゃあ、どちらもマストな感じですね。

加藤:是非(笑)。

そうですよね。今回のシングルなんですけれども、敢えて言うならどのような人に聴いてほしいかなと思いますか?

加藤:一つはもちろんファンの人ですね。たぶんみんなそれぞれ僕を知ったきっかけも時期も違うと思うし、でもそういうみんなが歩んで来た道っていうものに照らし合わせながら聴いてもらえたら良いなって思います。そして僕を知らない人ももちろん自分自身が今まで人生をどういうふうに歩いて来たかとか、誰と共に歩んで行くかなっていう思いを込めて、たぶんそんな気持ちになれる曲だと思うので、一度、自分自身とそして自分の回りの大切な人だったりとか、そういう人達を思い浮かべながら聴いてもらえると、とても聴きやすい曲じゃないかなと思います。

加藤さんはいつも歌詞がとても正直なんですよね。

加藤:(笑)、作った言葉はキライなので。俺が書く時ってそういう遊び要素も含めた曲以外では、特にこういうバラードでは自分の素直な気持ちをよりわかりやすい言葉で伝えたいと思うので、じゃないとやっぱり難しい言葉をいくら書き並べても耳に入って来ないんですよね。

そうかもしれないですね。

加藤:特にこういうミディアムだったりバラードっていうものはわかりやすい方が俺は絶対伝わると思ってるので。

これからどんな歌を作って頂けるのかなーという期待が膨らみますね。

加藤:はい(笑)。

では少し音楽のお話しから離れてプライベートなお話しもお伺いしようと思います。もし明日から1週間お休みが取れたら何をしますか?

加藤:1週間ですか?・・・曲を作ります!(笑)

偉い!(笑)

加藤:まぁ、でもちょっと沖縄とか行って、ちょっと籠もりたいですね。

ゆっくりする感じ?

加藤:ゆっくりしつつホテルで籠もって曲を作って、たまに気晴らしに海に行ってっていう感じです。

なんて真面目な・・・。

加藤:アハハハ、いや今現在ですよ。別に仕事とか関係なくいきなり一週間って言われたら、絶対、北海道とかいろんな所に行きたいですけどね。

やっぱり旅行な感じなんですね。

加藤:旅行に行きたいですね、一人で。

そうなんですね、一週間だと結構、誰とも話してないとかになりそうな気が・・・。

加藤:いやー、俺、大勢が苦手で。行ってもたぶん2~3人とかですね。

気の置けないお友達とという感じですね。

加藤:そうですね。

なるほど、では今、コレクションしているものを教えて頂けますか?

加藤:今・・・集めてるもの・・・何だろう・・・・?ないですね。ペットボトルのキャップは常に集め続けてますけど。

エコのためですか?

加藤:エコとペットボトルのキャップはワクチンになるんで、それは常にファンのみんなと集めてます。

それは貯めるというよりも還元しちゃうから最終的には手放しちゃいますよね?

加藤:まぁ、そうですね(笑)。自分自身で集めてるものっていうと・・・、やっぱりないですね。

じゃあ、集めているものは特に・・・。

加藤:収集癖はあんまりないですね。

あ、そうなんですね、執着を持たない。

加藤:好きなマンガとかも集めてても、結局、引っ越しの時に売っちゃったりとか、マンガは読みますけど、集めるとはまた違うので。

じゃあ、コレクションとかっていうのはあんまりない感じなんですね。

加藤:はい、ないですね。

なるほど、じゃあ、これは以前にもお伺いしたことがあるんですけど、音楽以外でハマっているものはありますか?確か前回はお水でしたよね?お水以外には最近はありますか?

加藤:最近はごぼう茶にハマってますね。

やっぱり飲み物なんですね(笑)。

加藤:アハハハ、一回、昼ドラの中で飲んでたんですけど、それが最近どうやら健康に良いらしいということで、ごぼう茶を。俺、ごぼうが大好きなんですけど、香りがモロにごぼうなんですよ。味も結構ごぼうなんですけど、便秘改善だったり、アンチエイジングだったり、いろいろあるみたいですよ。

そうなんですね、飲みやすいんですか?

加藤:香ばしくて美味しいですね。

そうなんですね、初めて知りました。今度飲んでみますね。そしてお気に入りの食べ物ベスト3というのを教えて頂けますか?

加藤:食べ物かぁー、食べ物だと僕はラーメン、お好み焼きとかになっちゃうんですけど。

以外と高カロリーですね。

加藤:はい、僕、ジャンクフード大好きなんです(笑)。

さっきのごぼう茶とちょっと・・・(笑)。

加藤:そこでバランスを取ってるんですよ(笑)。

(笑)、では3位から。

加藤:うわー、悩むなぁ・・・、たこ焼き。たこ焼きは絶対月に1回は食べます、俺。

炭水化物ですね。

加藤:はい、たこ焼きは絶対食べます。

無くなると・・・。

加藤:困りますね、家でも作りますからね。

そうなんですか!?すごいですね。では2位は!

加藤:2位がね、最近変わってラーメンなんですよね。

それは何系ラーメンなんですか?

加藤:ラーメンだったら意外と何でも好きです。最近は油そばにハマってますね。

太りそうですね(笑)。

加藤:いや、でも油そばって汁がないから、実はラーメンよりカロリーが低いんですよ。

そうなんですね!

加藤:女性も好きな方が多いですよ。あれは結構良いですよ、最近お店も増えましたしね。

えー、意外ですね。

加藤:前、一時はつけ麺にすごいハマってたんですけど、今は油そばですね。

油そばが2位ということは1位は・・・。

加藤:1位はもう“肉”です!最近もう肉を食べる頻度がハンパじゃないです。

ステーキみたいなお肉ですか?

加藤:ステーキもそうですし、焼肉も。やっぱり肉はないとダメですね。

(笑)、意外ですね。どれも全部攻撃力の高い食べ物だったので。

加藤:はい、かなりガッツリですね。

なるほどー、そして鍛えて太らないようにするってことですね。

加藤:はい、(笑)。

では今回のシングルのリリースは4月ということで、まだ今年も後半戦が残されているんですけれども、2013年の後半戦に向けて新しくやってみたいなということを教えて頂けますか?

加藤:僕、基本的に曲を作る時ってボイスレコーダーに自分でアコギを弾いて、歌を吹き込むっていう、とてもアナログなことをやっているんですけど、最近曲作りの良いアプリを見つけて、それを使いこなせるようになって、それで曲を作れるようになりたいなっていうのが、新たな挑戦というか、やってみたいことですね。

それはタブレットとかで使うようなアプリですか?

加藤:そうです、GarageBandっていうアプリですね。先日テレビで紹介されているのを見たんですけど、これなら出来そうって思って、ちょっと勉強しようかなって思ってます。

どれも音楽に通じることなんですね。

加藤:すごい気になってたんですよ。これが出来るようになったら、一回間違えて、もう一回!ってやらなくて済むじゃないですか。

(笑)。

加藤:(笑)、一曲デモを録るのに何時間掛かるんだっていう。

(笑)、あー、でもやり直した方が練習になるので、ギターが上手くなるっていう考え方もありますよね。

加藤:そうなんです、それも良いんですけどね。最終的にそういう機能を使って、ちゃんとしたデモを作れるようになりたいなって(笑)。

お話しを伺っていると新しい曲を作る気満々な感じですね。

加藤:そうですね、たくさん作って行って、いろんな引き出しが出来るようになりたいです。

楽しみですね。では最後になりますがファンのみなさんに向けてのメッセージをお願いします。

加藤:速いのか遅いのか7周年を無事に迎えるということで、本当に一つの区切りだと自分自身では思ってます。「軌跡」っていう今まで自分が歩いて来た道程、そしてこれからも歩んで行く道程っていう意味を込めて今回はこういう楽曲を作りました。これから10周年、20周年、30周年とずっと僕は歩み続けて行くので、これからも一緒に歩んでくれると嬉しいです。とにかくこの「軌跡」を是非一度聴いてみて下さい。よろしくお願いします。

ありがとうございました。

加藤:ありがとうございました。

text by Takahashi