出た!遂に出たぞ!
首を長くして待ちわびていたであろう、ギルガメッシュファンのみなさん、お待たせ!

ギルガメッシュの1年9ヶ月振りとなる待望のニューシングルが遂にリリース!
タイトルはその名も「絶頂BANG!!」。
ex.ROBOTS/JUDY AND MARYのTAKUYAをプロデューサーに迎え、メンバー4人それぞれの個性を生かしつつも新たな可能性を感じさせる楽曲となっており、聴き手に熱が伝わって来るようなそのサウンドからは、彼らの音楽に対する並々ならぬ熱い情熱がほとばしった意欲作に仕上がっている。

2012年初めには13日間連続ライブを敢行したりと、他の追従を許さないようなどんな困難な挑戦も、自らが限界突破で突っ走ってくれることで聴き手に勇気を与えてくれる。
ギルガメッシュのライブを見ているとそんなふうに思わずにはいられないのだ。

現在、約1年ぶりとなるワンマンツアー「サディスティックイヤー2012」の真っ最中の彼ら、2012年9月26日には早くもニューシングルのリリースが決定、そして2012年10月28日には自己最大のキャパである日比谷野外大音楽堂でのワンマンライブ「ギルガメッシュ完全燃焼!!~やれんのか?野音~」も控えている。
今年のギルガメッシュからは目が離せなくなりそうだ。

不可能を可能にする男達のぶっちぎりの激走に我々も遅れを取らないようにしなければ!

Profile

左迅(Vo.)
birthday:1984/10/13 blood:O
height:168cm weight:52kg
favorite:映画 間接照明 肉 パグ

弐(Gt.)
birthday:1984/07/22 blood:A
height:173cm weight:53kg
favorite:なりたけ テクノ 酒

愁(Ba.)
birthday:1984/12/26 blood:O
height:175cm weight:62kg
favorite:釣り 読書 タバコ

Яyo(Dr.)
birthday:1986/09/20 blood:A
height:163cm weight:50kg
favorite:タバコ グミ 音楽

girugamesh オフィシャルサイト

ギルガメッシュ「絶頂BANG!!」インタビュー

今回のリリースは1年9ヶ月振りなんですよね。まず新作のお話を伺う前にこの1年9ヶ月間の間をどのように過ごされていたのかというところから教えて頂こうと思うんですけれども、リリースこそありませんでしたが、あまり休んでいる感はなかったですよね?

愁:前回のシングル「イノチノキ」で、その後にアルバム「GO」があり、そしてツアーを回って、Zepp Tokyoを2011年6月にやりまして、その以前から次に来るような曲っていうのは、メンバーみんなで書いてたんですけれども、一度、Zepp Tokyoを中間地点としてちょっとリセットし直して、新しい展開が出来たらなっていうことで、一度ライヴとかもイベントしか決まってなくて、リリースも決めてなくて、本当にずーっと曲作りをひたすらしてまして。あーでもないこーでもないと言いつつ、この曲を出したいなってメンバーもスタッフもみんな一同思った時にリリースを決めましょうかっていうところまで行きまして、なのでそういう意味ではバンド結成の頃に戻った感覚なんですよ。そしてようやくこの「絶頂BANG!!」がリリースになったという経緯ですよね。

では納得が行く作品で出来るまではっていうところだったんですね?

愁:そうですね、曲をリアルタイムに出したいっていうのは、たぶん全アーティストの希望だとは思うんですけど、いろいろと制作のスケジュールだったりとかで、CDの盤として出せるまでにはある程度、リリースまでに期間が空いちゃうっていうのもあったりして、逆に言うと決めなきゃいけないっていうので追われるのもちょっとなってなりまして、ということでじっくり作っていたという感じですね。

なるほど、そして個人的にはとても印象的だったのが13日間の連続公演「東京Sadistic~ぶっとおし13days~」ですが。

愁:はい(笑)。

正直な話、ライヴが発表になった時になんて無茶するんだろうって思ったんですよね(笑)。

愁:アハハハ。

ほぼ2週間、毎日ライヴですよね。

Яyo:そうですよね。

舞台とかではないのに、それもロックバンドなのに13日間ぶっ続けなんて・・・って思ってすごいビックリしたんですけど、でもあのライヴ以前と以後とではライヴがすごい変わった気がするんですよね。

愁:あぁ、そうかもしれないですね。

Яyo:
そうですね。

2012年5月の恵比寿のLIQUIDROOMのライヴを観ても、やはり明らかにライヴが変わったなって思ったんですよ。

左迅:そうですね、13日間やるって決めたのは自分達に試練を与えて、そこで火事場の馬鹿力じゃないですけど、そういうものが欲しくてやったっていう意味もあったんで、それを終えてみて自信もついたし、13日間の中でいろんなことに挑戦したんで、自分達で企画を練ってとか、そういう部分はすごい鍛えられた部分はあったので、そういうのがたぶん最近のライヴに出てるんじゃないかなっていうのがあるんですが、まず一番はたぶん自信っていうのが大きかったんじゃないかなって思いますね。

あのライヴを観ていて、長年ライヴをたくさん観て来ましたが、あぁいう感動は初めてだったんですよね。良いライヴっていうのはたくさんありましたが、目の前で不可能を可能にする瞬間を見たような気がしたんですよね。何かそういうことを教えられたライヴでした。

Яyo:達成感もあるんでしょうね。

弐:
ラストは凄かったですね。あぁ、やり遂げた!みたいな。

そういうところで、これからどういう作品を出すんだろうっていう期待はしていたんですよね。そんな中で待望のニューシングルが完成したわけですけれども、最初に聴いた時はちょっとビックリしたんです(笑)。

(一同笑)

冒頭で女性の声で♪吸って 吐いて♪ って始まったので、音源を間違ったのかな?って思ってしまいました(笑)。女性の声でコーラスが入ったのは初めてだったりしますか?

愁:意外と「evolution」や「BEAST」って曲だったりとかでは女性のコーラスが入っているんですよ。でも確かにあそこまではなから全面に出したのは初めてかもしれないですね。

左迅:
イントロに混ぜてとかは結構あるんですけど、あれだけフューチャーされてるのは初めてだったんで、たぶんそれでドキッと。

愁:
したんだと思います(笑)。

Яyo:
いつもは全部、英語だったから。今回は印象づけるために日本語なんですよ。

ちょっとセクシーな声で、おっ!どうしたの?と思いつつ(笑)。

愁:(笑)、あそこは準備体操ですね。「吸って 吐いて また吸って」でまたライヴを盛り上げて行こうと。

タイトルもちょっとビックリしました(笑)、この「絶頂BANG!!」ですが、まずはこの曲をシングルにしようと思ったのはどういうところからだったのですか?

愁:元々、Яyoがこの曲を作ってて推してたんで僕らも良いなと思って、まずはリリースとかじゃなくてライヴでやろうってなったりとか、そういう積み重ねをして行って。

Яyo:
この曲自体はもうZepp Tokyoでのライヴをやる前にはもうあったので、Zepp Tokyoが終わって、まぁ、これはいつかシングルとしてちゃんと出したいなとは思っていて、そこからとりあえず作曲期間というか、こういうのもあるけど、もっともがいてみようという感じで半年くらいずーっと曲を書き続けて、曲は他にもいろいろあったんですけど、でも結局行き着いたのはやっぱり次はこれしかないなっていうのが、メンバー一致でみたいな感じでしたね。

今回、ex:JUDY AND MARYのTAKUYAさんにプロデュースをしてもらうという話があって、、音楽知識的に音楽理論とか一皮向けないといけないなというのも僕ら自身感じていて、ガムシャラにやって来た8年間だったんで、ちゃんと頭の良い音楽を作りたいなっていうか、そういう気持ちで、更に元々あったそのデモの「絶頂BANG!!」を更に良くしたいっていうので、プロデューサーとしてTAKUYAさんとコラボさせて頂いて、もう勉強しに行ったみたいな感じで。
TAKUYAさんのいろいろな知識とかをお借りして、音楽理論もいろいろ教えて頂いてみたいな感じでしたね。

今、作品が出来上がってみて、TAKUYAさんにプロデュースして頂いたことで、どんな化学変化起きたなと思いますか?

愁:あの方はとにかく歌を、どんなヘヴィーなサウンドでも、ギルガメッシュのサウンドのまんまで良いから、歌をもっと前に出してあげたいっていう思いがすごく強かったみたいで、ギターのちょっとしたコードの変化だけでも歌がもっとより良く聴こえるし、ギターも抜けて来るし、ベースもドラムも見えるしっていうので、一回バンドで作ったデモ曲を分解して、ヘヴィーとタイトさは残しつつもっと綺麗に整理して頂いたって感覚ですよね。 楽器だけで聴くと、個々が結構暴れてるんですよ。なのに歌がちゃんと入って来るので、それは大きな深化だったかなと。深く化けたなと思いますね。

確かにそれぞれのパートの見せ場があるというか、サウンドの中でそれぞれの楽器が際立っている気はしますよね。

Яyo:そうですね。完全に計算され尽されている曲だと思うんですよ。すごい頭が良いと思うんですよ。マイナーからメジャーになったりメジャーからマイナーになったりとか、その辺はかなり強化されたかなという感じですよね。

すごいですね、やっぱり先輩は伊達に先輩ではないのだなと(笑)。

愁:偉大でしたね(笑)。

左迅:
偉大。

弐:
すごかったな。

Яyo:
元々プロデューサーで、今いろいろな仕事をしているっていうのも前から知っていて、いろいろな音楽雑誌とかも僕は見ていて、TAKUYAさんの存在を知って、面白い人だなと思っていたので、JUDY AND MARYの時もすごい暴れたギターを弾いていたじゃないですか、それとギルガメッシュがコラボしたら、どんなふうになるんだろうなっていう期待もあったので、良い具合に化けましたね。

では結構楽しくレコーディング出来た感じで、辛さとかはなかったんですか?

愁:辛いというよりは、確かに、音楽が最近余計に面白くなりましたね。TAKUYAさんはいろんな引き出しがあるので、今までギルガメッシュは常に全速で真っ直ぐしか歩けませんみたいな、人がいてもぶつかってドンドン前に行くような感じだったんですけど、それが良い回り道だったり、抜け道だったりとかを教えて頂いた感じだったので、厳しい言葉もあったんですけど、それがバンドのために言ってもらってると思ったら全然苦にはならなかったですね。

じゃあ、泣いたりとかは特になく。

愁:まぁ、それは心だけで(笑)。

やっぱり高みに登るためには大変な時もありますからね。

Яyo:そうですね、スキルアップのために、叩いた門をくぐったので。

痛みのない成長はないですからね。

Яyo:ホントそうですよね、それは痛感しました。

左迅:
TAKUYAさんは表現の幅を広げてくれたので、この曲1曲だけやってくれたんじゃなくて、今後のギルガメッシュのためにも必要な知識を教えてくれてってことで、いろんな技を教えてもらったんで、これから曲を作る時もそれを活かして表現の幅を広げて行きたいなって感じですかね。

左迅さんはいつも作詞を手掛けていらっしゃいますが、この楽曲の歌詞はちょっと今までの楽曲の歌詞とは違いますよね。

左迅:そうですね、TAKUYAさんと話してたのは引っ掛かるワードとか、言葉遣いとか、そういうものをちょっと工夫して書くのも良いんじゃないみたいな話になってて、元々は震災以降のちょっと元気のない日本に対して、元気出して行こうぜって歌だったんですけれども、それを残しつつ、今のギルガメッシュのバンドへの決意だったりとか、そういうものをどんどん重ねて行って、この形になったっていう感じなんです。けれども、書き方、言葉のチョイスの仕方がいつもよりちょっとラフになったというか、普通に会話で話しているようなワードで歌詞を作って行ったりとか、今までの作品よりはちょっとラフな感じに仕上げたっていう感じですかね。

確かに言葉にシンプルなんだけれども、ぶっちぎりでこれから突っ走るんだろうなっていう決意が表れている感じですよね。

左迅:はい、そうですよね。スーッと聴いていて、あ?今何て言った?みたいなワードというか引っ掛かりっていうんですか?そういうのは大事だと、こういうシングル曲っていうか、人の耳に入りやすい曲っていうのは、うん!?って思うワードっていうんですか、そういうのが大事だっていうのを聞いてたので、そういうところを意識して作りましたね。

なるほど、“スピニングバードキック”っていうフレーズで思わず春麗?って思ってしまいましたね(笑)。

(一同笑)

左迅:アハハ、春麗ですね(笑)。

そんなキックしなくてもと思いつつ(笑)。

Яyo:波動拳でも良かったけど(笑)、エレクトリックサンダーでも良かったけど(笑)。

波動拳は出すのが難しいですからね(笑)。

左迅:これは出来ますからね(笑)、やろうと思えば(笑)。

Яyo:
大分、回転しなくちゃいけない(笑)。

(笑)、ではみなさんそれぞれ今回の演奏でよりこだわった部分っていうのを教えて頂けますか?

愁:今回こだわった部分は意外とこのテンポってそこまで速くはないんですけど、それをアッパーに聴かせるにはリズムのビートが不可欠だってことで、何回も録り直しにはなっちゃったんですけど、もう本当ゴリゴリにベースを刻んで行って、ドラムをタイトに乗っけることによって、テンポ感が出て来るように聴こえるんですよね。こういうミドルで乗せる曲って意外とギルガメッシュにはないんですよ。ミドルって言ったらもう歌モノっぽくなっちゃったりとかしたんですけど、そういうのにはやっぱりベースが要だってなったんで、結構サウンドも変わったと思うんですよ。今回の作品って見えて来てると思うんで、その辺は聴きどころでベーシストにコピーしてもらいたい1枚になったかなとは思います。

左迅:
全体を通して強弱を付けるのに意識を集中させたかなって感じがしてて、今までって結構、言葉が一行あったとしたら、全部ハッキリ歌ってたんですよね。
それだと普通に曲を聴いていて、言葉が入って来ないと。

それを言葉を喋っている時のイントネーションでアクセントを付けるようにすると、何を言っているのかがスッとわかるっていうか、今回はそういうところを意識して歌ってて、日常会話で喋っている感じで歌ったっていう感じですかね。
歌詞の内容も投げ掛けてたりとか訴え掛けている部分がすごい多いんで、そういうところを意識して歌いましたね。

弐:
俺はこだわったところ、そうですね・・・。
そこまでここが、ここがっていう感じでやって行ったって感じではなくて、俺ははなからもうギターはTAKUYAさんと話しながらやって行こうと思ってて、元からあった「絶頂BANG!!」のフレーズとあんまり変わらずに演奏してて、後はTAKUYAさんの助言で、ここでこういう音とか入れたら良いんじゃないの?っていう、その場で作業しつつという感じだったんです。

俺にないフレーズとかもTAKUYAさんはすごい持ってるんで、それを目の前で弾いてくれたりもしたし、それを見ていて良い勉強にもなったし、面白かったっていうぐらいですかね。
後はひたすら「お前はリズムが走り過ぎだ」っていうのはとにかく終始言われてて、「チェッ、ハイッ!」みたいな(笑)、感じでしたね、僕は。

ギタリスト同士っていうのはありますよね。

弐:そうなんですよね。だからJUDY AND MARYのTAKUYAさんのギターって何て言うか暴れん坊じゃないですけど、なんか変態チックなギターを弾くじゃないですか、だからそういうフレーズとか弾かされちゃうのかな・・・と最初は思ってたんですけど、でも全然バンドのこともちゃんと考えてくれて、ヘヴィーな部分も残してくれたりもしたし、だからギターは結構好きにやれた感じがしましたね。

じゃあ、楽しく・・・。

弐:楽しく出来ましたね。

Яyo:
俺もそうですね。そんな意識してなくて、ライヴで気持ち良く叩けるぐらいなフレーズと後は・・・マジで意識してないですよね、得意なビートなんで。
2Aかな、そこら辺でちょっと頭の良いドラムを叩いてみようかなと思ったぐらいで、今までに叩いたことのないような軒並みハットが裏に来てとか、ちょっとテクいことをやってみたぐらいです。

なるほど!

Яyo:(笑)、得意です、こういうビートは、以上!みたいな(笑)。

カッコイイー!(笑)。

Яyo:(笑)。

こうやってお話を伺うとみなさん、いろいろと得るところがたくさんあったんですね。

愁:そうですね。

なんでしょう、これはやっぱり必要な出会いだったということなんでしょうかね。

愁:そうですね。ただやっぱりメンバー全員悔しいって思いがプラス強いので、見返せるようにメンバーそれぞれも努力しつつ、またTAKUYAさんと一戦交える機会があればなぁと思うくらいですね(笑)。

また会った時に成長したなって言われたいですよね。

愁:もちろんそうですね(笑)。悔しい思いをしたんで、ハイ(笑)。

そして今回、サウンド以外にもビックリしたのがジャケ写(笑)。

(一同笑)

愁:あぁー(笑)。

左迅:
はい。

ジャケも今までとかなり違いますよね。このアイデアとかはどういうふうに出されたんですか?

愁:今までは本当にこだわり過ぎてたのかな、これはこうだからこうしなきゃいけないみたいな、変な方程式にはめ込みまくってのデザインだったりしたんですけど、今回はメンバーの意思表示をしたいなということで、ここから2012年、サディスティックイヤーっていうのも付いてるし、そしてやっぱり1年9ヶ月振りのシングルにもなるし、攻めに攻めて戦って行くっていう僕らの意志をこのジャケットには収めたいなと。その辺で僕らの気持ちが伝わればなという思いからなったんですけど、確かにクスッとはされますよね(笑)。

いやいや、クスッとはしなったかったですよ。あぁ、サムライなんだーと思いつつ、面白いなと思いましたね。

Яyo:これから戦いに行くぞ!みたいな意思表示ですね。

もうジャケも内容も攻めで行くんだなというところが全部表れているのかなっていう気はしますね。

愁:何にせよ、中途半端が良くないなと。それはメンバー全員が共通で思っていて、後ろを向くか前を向くかって言ったら、ひたすら前を向いて戦って行こうっていう気持ちが強かったんで。

みんなが付いて行きたいなと思うようになってほしいなと思いますね。

愁:そうですね。行き切って行きたいなと思いますね。

では今回、シングルの他に2012年7月7日からワンマンツアーとなる「サディスティックイヤー2012」が予定されていますが、ワンマンツアーは約1年振りなんですよね?

Яyo:そうですね。

愁:
Zeppのツアー以来になりますね。

ではまずツアーの抱負を語って頂けますか?

愁:左迅君の歌詞にあるように、2サビなんですけど、♪全てを出して挑め 殻を破ってさぁ飛べ 苦しんだ先で お会い致しましょう♪と言うとおり、ライヴだけは本当にハッピーな場で良いと思うんで、それまでみんないろいろイヤなこともあるかもしれないけれども、俺らがジャケ写のとおり先陣切って敵をブッ倒し道を作って行こうと思うんで、それに付いて来てもらって、一緒にワキャワキャ楽しんでくれればなと思います。

左迅:
最近思うのはやっぱりライヴハウスで、あぁやって人と人とが一つの目標に向かって一緒に騒ぐっていうものに対して、すごい充実感を感じるというか、お客さんを見ててすごい楽しそうにしてるのを見るのが自分の中ですごい幸せな部分でもあるので、それはやっぱり最近ツアーが出来てなかったのですごいいろんなものが溜まってるんで、とりえあえずみんなで思いっきり楽しみたいなっていうのがあるんです。

けれども、とりあえず13日間やった東京Sadistic、それを見られなかったお客さんもいるので、13日間やったいろんな企画だったりとかを小出しにして、来られなかった子達のためにもいろいろ楽しんでもらえるようなことを考えています。
なのでいつものリリースツアーとかでは見られないようなライヴをしようと思っているので楽しみにしていてほしいですね。

弐さんはいかがですか?

弐:そうですね。僕は13日間連続公演っていうのもやり遂げて勢いを増している僕らなので、その勢いを全国のみなさんにお届け出来たらなっていう感じぐらいですかね。 とにかく楽しみましょうという感じでございます。

Яyo:
僕は1年振りのツアーなので全国すごく楽しみにしている方も多いと思うんですよ。
でもその楽しみにしているファンよりも俺が楽しむんで、悔しかったら俺より楽しんでみろって感じですね(笑)。

なんかすごいですね(笑)。

Яyo:アハハ、いろいろ溜まってるんで(笑)。

みなさん心構えをしてライヴに望んで頂きたいですね。

Яyo:そうですね。

愁:
もう戦いですからね、サディスティックイヤーなんで、もうこっちがくたばるか!、てめぇがくたばるか!な、アハハハ。

Яyo:
噛み付くなら、しっかり噛み付いて来い!

愁:
(笑)、毎日が一本勝負ですからね。

すごいですね、あの13日間を超えたみなさんは怖いものはないですね(笑)。

愁:アハハハ。

Яyo:
ないですね。

左迅:
ないです。

弐:
ある意味、無敵ですね、もう(笑)。

もう1日空いてるじゃん!とか、言いそうですものね(笑)。

愁:(笑)。

弐:
いや、空いてたらそこは休ませて下さい(笑)。

そうですよね(笑)、そして発表された2012年10月28日の日比谷野外大音楽堂でのライヴ!「ギルガメッシュ完全燃焼!! ~やれんのか?野音~」なんですけれども、ギルガメッシュの過去最大のキャパなんですよね?

愁:そうです。Zepp Tokyoより大きいんです。

ではこのライヴに挑戦する決意を聞かせて頂けますか?

愁:今までギルガメッシュ大丈夫なの?と言われて来た、渋谷CLUB QUATTROだったり、SHIBUYA-AXだったり、新木場Studio Coastだっていろいろと前にやって来たんですけど、久々に戦う時がまた来たなという思いで、スタッフからも挑戦状を叩き付けられて、「やれんすかー?」、「やるんだよ!バカヤロー!」っていう、今回はこの内部の会話を外に出して来た感じなんですけども(笑)。それぐらいの気持ちなんで、もう本当、埋まる埋まらないって言ったら、もちろん埋めてやりたいし、全てを出し切ってタイトルの如く完全燃焼出来るぐらいのアグレッシブなライヴにしたいなっていう思いだけですかね。 もう今から本当、あんなことしたいこんなことしたいっていう思いが沸々とメンバー内でも出て来てるんで、もうそれぐらいこのライヴに対しては思いがあるんで、それを全国のファンで埋め尽くしてまた度肝を抜かすようなライヴをやりたいなと思っています。

左迅:
人間死ぬ気になったら何でも出来んだぞっていうのをこのライヴを売り切って、オーディエンスとか関係者とかに見せつけてやりたいと思ってるんで、とりあえず死ぬ気で頑張ります。

弐:
僕は決意的に今、たぶん4人ともやってやるぞ!っていうのは同じなんですけど、野外でワンマンをやるっていうのは初めてなんで、だからいろいろ面白い度肝を抜いた仕掛けとかやって、みんなを驚かせてあげたいなって、楽しみに待ってて下さいという感じです。

Яyo:
左迅も言ったとおり俺も死ぬ気になりゃ人間なんだって出来ると思ってるし、俺も。
後はそうですね・・・覚悟しとけ!ぐらい(笑)。
自分らを信じてるんで。

「東京Sadistic~ぶっとおし13days~」で不可能を可能にする瞬間を見せられてしまったので、もしかしたら、いや、きっと・・、いや、絶対!きっとやってくれると思っています。

Яyo:やります!

是非頑張って頂きたいなと思います。そして今後、バンドとしてどんな活動をして行きたいなという抱負を教えて頂けますか?

愁:1年9ヶ月分の溜まりに溜まった曲達もありますし、新曲をたくさんみんなに聴かせてあげたいっていうのもあったり、ライヴに関してはどんどん挑戦して行きたいっていう気持ちが強いというか。もう全てに対して戦いを挑んで行って、それをやっつけて行って、自分達も感化して行きたいし、それを見てもらって、みんなのパワーにもなってくれれば良いなとすごく思うんで。ちょっと僕らが先に挑んで来ますっていう思いをスケジュールに詰めて行こうかなと(笑)。13daysみたいなこともやったし、47都道府県ツアーっていうのもやったんで、またバカな企画も考えなきゃなーと思ってるんで、あの2つとも会議というか普通に打ち合わせとかの中でポロッと出た会話から生まれたような内容だったりしたんで、メンバー、スタッフ共に会話をいっぱいして、そこからちょっと出て来たバカな企画でみんなが乗って来たら、それをまたやろうかなと。そういうのを実現して行って、本当それこそ不可能を可能にして行きたいなとは思います。

なるほど、あのハートが付いたぎるがめっしゅさんにもちょっと頑張って頂きたいですよね(笑)。

愁:ハートが付いたのは白い衣装のボーカルでしたっけ?

そうです!そうです!

愁:あれ下手でしたねぇ。

左迅:
アハハハ。

愁:
映像を見返してみたんですけど、もう汗が止まらなくて、見ながら冷や汗が。アハハハ。

左迅:
「Break Down」のサビがとんでもないところに行ってたから。アハハハ。

Яyo:
うん(笑)。

愁:
で、でももう辞めるって言ってました。

左迅:
解散って言ってたな。

愁:
今日で解散って、あの日言ってたんで。

いやー、“ぎるがめっちゅ”とかにしちゃえば良いんじゃないですかね。

左迅:アハハハ。

愁:
マジでボイトレに彼を行かしておきます。アハハハ。しっかりと、はい。

あの方に頑張って頂きたいですよね。

愁:そうっすね、あの方にも伝えておきます。

左迅:
アハハハハ。

あの方はライヴの時にたまに止まっている時がありましたよね。動かない時があるというか。

愁:たぶんあれはですね、サングラス越しに下の歌詞を見てたと思うんですよね、たぶん。

左迅:
ウァッハッハッハ!マジで!

愁:
たぶん!たぶんなんすけど!

左迅:
歌詞を置いてたんだ(笑)。

愁:
はい、たぶんっすよ!僕は楽屋にいてあんまわかんないんですけど(笑)。

弐:
まぁ、サングラス越しだと目線が見えないからな(笑)。

愁:
それがボーっとしているように見えたのかもしれないんですけど(笑)。

ボーカルってやっぱり動かないとダメなんだなと勉強させられましたね。

愁:そうっすね。

左迅:
(爆笑)。

愁:
ホントに、それはあの僕も、うちの左迅君頑張ってるなって改めて思った一日でしたね。

左迅:
クックックック・・・。

Яyo:
クスクス。

愁:
コイツには勝ったなーってうちの左迅君はみたいな。

左迅:
(爆笑)。

弐:
すげー、勝ったな。

愁:
はい。

メンバーの良さがね、実感させられましたね(笑)。

愁:そうっすね、はい、パートの難しさとメンバー愛が深まった一日だったと思います(笑)。

(笑)、左迅さんはいかがでしょう。

左迅:一番最初の結成当初からお客さんが一桁とかそういう状況でライヴをやって来てて、そこからお客さんが結構入るようになって来て、こんなにお客さんが集まってくれてありがとうっていう意味での“ありがとう”をライヴで言ってたんです。最近はライヴをやっててすごい楽しいから、こんなに楽しい思いをさせてくれてありがとうっていう“ありがとう”に変わってて、なのでお客さんもギルガメッシュのライヴを見て、イヤなことを忘れられますとか言ってくれるんで、常にそういう場をライヴハウスでずっと提供して行きたいなというか、そういう思いを忘れずにずっとライヴをやってたいなっていう思いですかね。

弐:
大半は愁さんが言ってくれたんですけど、僕的にはギルガメッシュのやって良い上限というか振り幅っていうのか、13daysとかいろんなことをやったことによって振り幅がまたグーンと広くなったんで、昔だったらこういう今回のジャケ写みたいな写真なんかも絶対撮れなかっただろうし(笑)、そういうふうに面白おかしくもっと自分達に素直な気持ちでみんなに見せられたなっていう感じですかね。

Яyo:
僕は楽曲のクオリティですかね。
TAKUYAさんと作業してかなりレベルが上がったと思うんですよ。
音楽理論とか知識とかもすごい増えたんで、これからに期待してもらいたいですね。
最高のトラックを届けるんで、期待してて下さい。

Яyoさんの楽曲はメロディーラインがハッとさせられる瞬間があるので、そういうところとかをもっとたくさんの人に知ってもらいたいですね。

Яyo:そうですね、一回流れただけで覚えちゃうぐらいなそういう仕掛けとかもいろいろ教わったんで、そういうのをバンバン使って行こうかなと。

楽しみですね。個人的にはもう一回コスプレライヴが見たいですね(笑)。

愁:おっ。

左迅:
(笑)。

Яyo:
おっ。

初音ミクのコスプレはすごい可愛かったですよね。

愁:あらっ。

左迅:
(笑)、やべぇ、アップで見るととんでもないことになってますから(笑)。

Яyo:
アッハッハ。

左迅:
アッハッハ。

写真はすごい可愛かったですよ。キャラクターとか向いてるんだなって。

弐:その可愛い女の子を囲んだ3人の化け物みたいな(笑)。

左迅:
アッハッハ。

Яyo:
でも2012年7月28日にある『華麗なる激情』 -Splendid Violent Emotion Vol.3-ですけれど、あれで1位になったらなんかやろうかなみたいな(笑)。

女装だったら絶対行きます!(笑)

左迅:アッハッハッハ。

Яyo:
全員ドナルドやってみたいですけどね(笑)。

愁:
なんか節目にやりたいですよね(笑)。 なんか急にあの場でやっても、ただの変態バンドと思われるのもイヤなんで(笑)、ギルガメッシュの何周年とか、周年パーティーだったりとか、後はハロウィンとかちゃんとそういう時期があるから(笑)、そういう時にやってみるとか、その時にはそういうサービスが出来たら。

Яyo:
(笑)。

愁:
それ募集をしたいですよね。何を僕らにやってほしいかみたいな、ちゃんと企画を立ててじっくりやりたいなとは、その時はいっぱいセーラームーンとかなんなりと言ってもらえば。

左迅:
また毛を剃らないと・・・。

愁:
アハハハ、頑張ります。

さすが愁さん、リーダーなのでちゃんとまとめて下さいましたね(笑)。

愁:アハハハ。

Яyo:
あのイベントはツアー中なんですよね。 そのツアーの流れとは別なものが出来たらなと思っていますけどね。

こちらも楽しみですよね。では挑戦というところから、2012年も後半戦に入ったばっかりなんですけれど、この後半戦に向けて個人的に新しくやってみたいなと思うことを教えて頂けますか?

Яyo:人の曲を作ってみたいなと、人に提供とかやってみたいなっていうのと、バンドをプロデュースしてみたいなっていうか、そこでたぶんまた新しく勉強出来ると思うんですよ。今は自分らのやり方しかわからないんで、後輩バンドとかでも良いんですけど、そういう子達のとかどうやったら良くなるかなっていうのを、後は自分の引き出しとかもいろいろと試してみたいんで、そういうプロデューサーじゃないですけど、まがいな(笑)、そういう活動もしてみたいなっていう気持ちはありますね。

愁:
いっぱい人のライヴに行って、いっぱい本を読んで、後いっぱいいろんな人と飲みに行きたいなっていうのが今の目標ですかね。

隙あらばスケジュール入れているんですけど、やっぱりどうしても漏れる人が出て来るんで(笑)、もういろんな人と飲んで、いろんな人と喋って、いろんな本を読んで、いろんなライヴを観て、自分の力になれば良いかなっていう感じですね。
それが目標かもしれないですね。もうオフを全部潰して行こうかなと(笑)。

自分の中に肥やしを豊かにしたいというところなんでしょうかね。

愁:そうかもしれないですね。何か挑戦したいなっていうのはあるんですけど、それを見つけるためにもそういうのが良いのかなと思って。

左迅:
俺は今、ギターを気合入れて練習しようかなと思っていて、13日連続の公演の時とかでもギターを弾いたりして、やっぱ楽しいなと。

中学2年生ぐらいの時にギターを習ってたりとかしたんですけど、ここ最近弾いてなかったんで、ギターが家の倉庫に眠っていたんですけど、改めてお客さんの前で弾いてみたことによって、ちょっと欲が出てしまいまして(笑)、新しいギターを買おうとしていて、そこが今、個人的には熱があるんで(笑)、ちょっと練習しようかなと思っていますね。

新しいギターを買ってしまうところが(笑)。

左迅:(笑)、高校生みたいですよね。

Яyo:
しかも高校生じゃ買えないような値段のヤツを(笑)、そこは大人で(笑)。

身近に先生もいますしね。

左迅:先生、アハハハ。

弐:
あの、上手くなったら教えてね、ギター。

左迅:
バカヤロー(笑)。

上手になったら是非ライヴでも披露して下さいね。

左迅:そうですね、そのためにちょっと練習します。

楽しみにしています。では弐さんはいかがですか?

弐:そうですね・・・、もっとギターを上手くなりたいですね(笑)。それぐらいですかね、うん、B'zの松本さんぐらいになれたら嬉しいなみたいな。そこも目指して頑張りますみたいな感じですね、僕は。ただひたすらギターやって、まぁ、いずれかはインスト曲みたいな感じで、いろいろ書いてみたいなっていう気も最近はちょっとあったりもするので。ギターだけでリズムとそれだけで表現出来たらなみたいなと思っているので、だからもっとギターを頑張ってクオリティを上げて行きたいと思います。

みなさん答えがとても真面目でしたね。

愁:そうですね、確かに。

みんな自分の芸の肥やしになることというか。

Яyo:何だろうなぁ、俺はやっぱ音楽が好きなんで、家に帰っても自分達のデータを開いてみたりとか、曲を作ってみたりとか、ずっと楽器を触ってるんですよ。お前もあれだもんな。

弐:
うん、酒飲んでる時もギターを触ってるからな。

Яyo:
(笑)、それぐらい好きですね。

それぐらい練習しないとダメっていうことですね(笑)。

左迅:そうですね(笑)。

弐:
楽器とかはいつも触ってるっちゃ触ってるんですけどね。

Яyo:
どこまで好きになれるかじゃないかな。

左迅:
みんな何だかんだ言って音楽が全てだということですね。

帰るところは音楽なんだなっていう。

Яyo:仕事も音楽だけど、趣味も音楽でみたいな。

ということは来年以降はかなり成長したみなさんが見れるということですね。

愁:(笑)、そうですね。

Яyo:
更にパワーアップしてると思うで期待しておいてもらいたいなと。

愁:
パワーアップしてソロ活動したらどうするんだよ。 プロデューサーにインスト曲にギターボーカルで俺、放浪野郎。アハハハ。

(一同笑)

左迅:
アイツ、今どこ行ったー!って(笑)。

愁:
ソロ活動中、放浪野郎(笑)、旅ブログ書いてるの(笑)。

左迅:
今、青森にいる!みたいな(笑)。

Яyo:
それぞれがまぁ、いろいろやってそれがギルガメッシュにバンッと反映されれば、それがベストだと思うんで。

それはそれで良いかなと思いますよね。

愁:はい。

では最後にリスナーのみなさんに向けてメッセージをお願いします。

愁:今、日本一熱いバンドだと思うんで、その熱さを体感してもらいたいなと「絶頂BANG!!」を聴いてもらうでも良いし、ライヴを見に来てくれるでも良いし、自分達で言うのもなんですけど、こんなに熱い気持ちにバカ正直な奴らはいないと思うんで、変に大人になってくすんでる心を成敗してやるでござる!

(一同笑)

左迅:
アハハハ。

みんなござるって言わなきゃいけないような(笑)。

左迅:ござるね(笑)。

愁:
まさかそんな言わないですよ、他のメンバーはござるなんて言わないですよ。恥ずかしがって言わないと思いますよ。

左迅:
そうですねぇ。

愁:
聞いてみましょうよ(笑)。

左迅:
まぁ、日比谷野外大音楽堂のライヴはみんな友達を連れて来てくれれば埋まるんで。

Яyo:
アハハハ。

愁:
弱いな(笑)。

弐:
弱いな、オイ(笑)。

左迅:
みんな友達をたくさん連れて来るでござる(笑)。

(一同笑)

愁:
言ったねぇ(笑)、まさか言うと思わなかったんだけどなー。

左迅:
アハハハハ。

弐:
(笑)、僕はですね、今、「絶頂BANG!!」を出すんですけど、これよりも更に良い作品、もっと楽しいライヴをみなさんにお届け出来たら良いなと思ってるでござるよ(笑)。

(一同笑)

愁:
普通に使ったね、ナチュラルだったね(笑)。

Яyo:
(笑)、俺は弐さんとちょっと被るんですけど、更にクオリティの高い音源をどんどん提供するので、付いて来るでござるよ(笑)。

(一同笑)

愁:
全員使った!ござるバンド(笑)。

(笑)、以上ということで、ありがとうございました。

ギルガメッシュ:ありがとうございました!

text by Takahashi